特別展 東洲斎写楽幻の肉筆画 2009年8月1日 | |
開催期間: 2009年7月4日〜9月6日(日) 休 館 日: 毎週月曜日 会 場 : 江戸東京博物館1F 企画展示室 開館時間: 9:30〜17:30(土は19:30まで) ※入館は閉館の30分前まで 入 場 料 : 一般1300円 (65歳以上650円) 最寄り駅: JR両国駅徒歩5分 入館されて直ぐ展観しないで、売店の横のビデオを 観てから、順路に沿って観られることをお勧めします。 会場内には椅子が少ないので疲れます。 じっくり観て126 件の作品を観るのに3時間かかりまし た。 |
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貴重な版画・絵画など全ての作品が里帰り。喜多川歌麿、葛飾北斎の新出の浮世絵版画の外狩野山楽の屏風絵なども確認されギリシャに眠る秘宝の全貌が明らかになった。今回126件が出品されています。出品作品リストは第1章〜5章に分類して展示してあります。 |
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日本美術の収集に全てをささげた 「グレゴリオス・マノス」 |
1928年に開館したギリシャ国立コルフ・アジア美術館 写楽の肉筆画もマノスが購入しこの美術館に収められていた。 |
東洲斎写楽 四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小波」「仮名手本忠臣蔵」二段目が描かれている。2008年7月に日本の研究者による調査が行われ真筆と鑑定、写楽による扇面肉筆画が発見された。これは写楽が版画活動を終えた後の1795年(寛政7年)5月に描かれたものとみられる。 ※肉筆画=浮世絵に多い版画と異なり、絵師が実際に筆で描いた1点もの。 今回の展示の目玉です。 | |
喜多川歌麿「歌撰恋之部 深く忍恋」大判錦絵。最も保存状態がよいものの1つ。 1793年〜94年ごろ。 顔部を大きく表した美人大首絵で、背景を紅雲母とした5枚揃いの内の1つ。 歌麿の代表作。 紅や紫などオリジナルの色が鮮やかに残っている。 |
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喜多川歌麿 「風流六玉川」 (6枚続きのうちの3枚)6枚続きで、状態の良い作品が確認されたのは世界初。今迄、見てきた浮世絵の中でこんなに紫、緑色が鮮やかなのは初めてでした。 | |
葛飾北斎 「俳諧秀逸 日に濡れて」 この連作はこれまで3種類確認されていたが本図は新発見。 | 葛飾北斎「四姓ノ内 源 小烏丸の一腰」 色紙判摺り物1822年ごろ。 |
菊川英山「風流夕涼三美人」 菊川英山の傑作として名高く、3枚続きの秀作。保存状態も良く、色も鮮やか。 |
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歌川広重 「魚づくしあわび・さよりに桃」 横大判錦絵。天保年間(1830〜44年) 初期 |
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狩野山楽 「牧場図屏風」 紙本墨画金泥引き 17世紀前半 六曲一双のうち左隻 |
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狩野克信・狩野洞庭 「狩野探幽筆 野馬図屏風摸本」 (部分) |
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BGMはドビッシー作曲「シリンクス」 |